pole
barbers pole

[top]

[back] [forward]



バーバーズポール

・バーバーズポールのルーツ

バーバーズポールは普通「サインポール(sing pole)」、「サインボール(sing ball)」などと言われていますが正しくは「バーバーズポール(barbers pole)」といわれています。 バーバーズポールの3色の意味ですが、多数のサロンズオーナー様、技術者らに聞きましたが「白:包帯、赤:動脈、青:静脈と学校で習った」という全く浅くも単純な答え ばかりでした。それは本当なのか調べたところやはり若干違っていることがわかりました。それを裏付ける貴重な資料がロンドンの大英図書館にあります。
さて本題ですが、バーバーズポールのルーツを探ると14世紀のヨーロッパにあることがわかりました。14世紀というのですから13**年といったところでしょう。 当時は身体を切ることと髪を切ることは同じことと考えられていて同じ建物の中で施術されていました。当時の医療は現在でいうと献血のように血液を採って調べて病気を治すと いうものでした。もちろん注射のような物はなく、杖のような物を持たせて床に垂直に立てて手首を切って血液をポタポタと下へ落として皿のような物に受けるという方法でした。 しかし、受け皿には落ちていかないで杖の方に伝っていく血液もあり、杖が血液で染まってしまって汚れてしまうので、その杖を赤く塗って汚れていないように見せかけて使うこ とになりました。使用したあとはきれいに洗って外の壁に45度に傾けて干して乾かしました。
次ぎに包帯ですが、今では使い捨てのようになっていますが当時は大変貴重な医療品で何度も洗って使用していました。洗った包帯を乾かす方法ですが、外に乾かしてある先ほど の赤い杖にくるくると巻いて乾かしました。病院にはこのような赤白の棒が45度の角度でいくつもならんでいました。これが看板のようにな存在になっていき一目で病院があるこ とがわかりました。この赤白の棒が今の赤と白の赤十字のデザインになっていったのでしょう。
やがて、医師と理容師の仲が悪くなってしまい別々の建物で営業することになり、看板を区別するために理容業のほうには今までの赤と白の看板に青を加え、赤、白、青の看板に しました。これがバーバーズポールの始まりだったのです。
先ほど述べた「白:包帯、赤:動脈、青:静脈」は、白は包帯で正解。赤は動脈ではなく血液。青は静脈ではなく病院と特別するための青。ということになるのです。