共産主義者の協議会を成功させるために

English Page  1998年11月7日



 今、日本の不況は一層悪化し、地球的規模で資本主義の矛盾が激化しています。既存の経済政治システムが至る所で息詰まり、世界恐慌の現実性が頻繁に語られるようにすらなっています。
 したがって、革命主体の脆弱で分散した現状を打破し、資本主義システムを根本的に変革する新たな展望を切り開くことがますます切迫した課題となっています。

 こうした中で、去る6月の『共産党宣言150周年記念集会』は、いまだささやかなれど、貴重な成果をおさめ、成功裡に開催することができました。沖縄の仲間、在日朝鮮・韓国人、スリランカ、フィリピンの革命家も共に集会を担い、予想を上回る300名近い結集を実現しました。
 集会の意義は、第1に、党宣言のインターナショナリズムを受け継ぎ、国籍や民族を越えた共同の集会として実現した点にあります。これまでの日本での集会は、ともすれば外国人をお客さん的位置で扱うという一国主義を抜けきれない弱点がありましたが、今回は、外国人も日本人も共に呼びかけ、準備し、集会の成功のため協働して取り組んだのです。
 第2に、『共産党宣言』を清算主義的に相対化したり、教条的・護教的に取り扱ったりせず、その革命的意義を継承しつつ、現代的な課題に応えられるよう発展的にマルクス主義を深めていこうとする立場、方向性を示したことです。
 第3に、JVPのアマラシンハ議長の問題提起をはじめ、分散している共産主義・左翼諸勢力の統一の訴えがひとつの特徴となったことです。
 第4に、集会の準備過程から、「共同ルール」を確認し、公開の原則の下に5つの共産主義グループと諸個人が協働して集会の成功への努力を積み重ねていったことです。

 この党宣言記念集会の成功は、1日だけのカンパニアに終わらせず、集会の成果をさらに発展させていこうという声を大きく生み出しました。集会を中心的に担った諸グループ・諸個人は、こうした提案、意見を受け、集会が発した「共同アピール」を具体化するための努力を積み重ねてきました。
 7月の合宿を始め、なんども相互の意見交換を積み上げ、10月に「協議会準備会」の発足にいたりました。これは、「共同アピール」の3項目目を具体化する試みです。
 今後半年は、いまだ正式の名称のない単なる協議会の準備会です。半年後の正式発足に向けて、公開の原則のもとに、活発な議論が展開していくでしょう。準備会に参加され、ともに新たな共産主義勢力の合流のため協働されんことをよびかけます。

 この間、7月合宿、10月会議に提起した文書を掲載します。また、協議会準備会の「よびかけ」を転載します。ご検討下さい。(津村 洋)

  ☆共産主義諸グループ・諸個人の協議会の形成のための7項目提案

  ☆協議会発足にあたって必要な検討課題についての8項目提案

  ☆会議−意思形成方式の形骸化を克服するための10項目提案

  ☆協議会準備会の発足にあたって 10・25会議に向けての意見

  ☆各グループ、諸個人で構成する協議会の活動において留意すべき観点

  ☆【資料】「協議会準備会」へのよびかけ

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