6〜7月「基地ノー、ヘルプ・ジュゴン」全国キャラバンと沖縄・名護現地闘争の資料・報告(抜粋)

【キャラバンや沖縄現地での闘いのより詳しい報告は、「基地ノー、ヘルプジュゴン」サイトのサイバー・キャラバンや全国キャラバンFAX-MAIL通信、「コム・未来」サイトの共同紙「未来」の12号(7月1日)、13号(8月1日)などをご参照下さい】


(写真:7月20日、27100人の嘉手納基地包囲闘争、「基地ノー、ヘルプ・ジュゴン」全国キャラバン隊も人間の鎖の輪に)

【緊急アピール】 国際共同行動とJVPへの弾圧について

 7月22日の「沖縄サミット反対実行委」の集会でも報告しました(写真左下)が、私たちJVPは、7・20嘉手納基地包囲行動を始めとする沖縄の人々の闘いに連携し、7・18−19国際共同行動を闘いました。イタリアのローマやミラノ、オーストラリアをはじめ、G8サミットに反対し、沖縄の米軍基地撤去を訴え、世界各地でアメリカ大使館、日本大使館にたいする行動を展開しました。

 スリランカ本国では、4千人の労働者民衆がアメリカ大使館を包囲しました。(写真上)また、JVP日本委員会は、名護サポーター(東京)、連帯、コム・未来とともに6月18日〜7月23日全国キャラバンを担い、沖縄にも代表団を派遣して闘いました。

 ところで、『救援』375号(2000/7/10)にも「入管法体制下の在日外国人排斥」として昨秋以来の弾圧についてアピールしましたが、その後さらに事態は悪化しています。沖縄での行動を共にしようとスリランカから来日したJVPの活動家が、入管当局によってLTTE(タミール・イーラム解放の虎)の烙印を一方的に押され、まったく不当にも成田空港から追い返されました。

 さらに、昨日正午、入管当局・警察が成田の工場を急襲し、そこで働いている在日スリランカ人労働者34名全員を逮捕しました。そのうち12名がJVPの活動家です。今まではほとんど早朝に居住区に乱入して逮捕するかたちでしたが、昼食時を狙って確実に一斉検挙するもので、スリランカ人労働者およびJVPに対する今までで最大の弾圧です。 これは、改定入管法体制下でますます強まる在日外国人への排斥の一環であるだけでなく、全国キャラバンや沖縄現地での闘いに参加した私たちへの意図的な政治的弾圧に他なりません。(「未来」13号、8月1日号に追加情報を掲載します。ご参照を!)

 国籍や民族を越えた皆さんの支援・連帯を呼びかけます。(2000年7月28日 サマン・プリヤンカラ 人民解放戦線JVP−スリランカ)

(写真:7月22日、沖縄・名護 反サミット実行委員会の集会でアピールするJVP日本委員会のサマン・プリヤンカラさん)


全国キャラバン隊、その誇り得る成果と産みの苦しみ

 全国キャラバンの全行程中半分ちょっと参加したことになるが、貴重な体験として語っておきたいことはあまりにも多い。しかし、紙面の制約もあり、儀礼的なことは抜きにして、単刀直入にいくつか取り上げておきたい。

 第1に、ピース・プラザの開設にあわせてキャラバンカーの贈呈式を行う直前から、私たちの"全国キャラバンは中核派がやっている"という怪文書=謀略ビラが沖縄・名護の各方面に郵送・ファックスされたことについて。個性豊かというか、ざっくばらんに言って、てんでバラバラ、トラブル続きの珍道中って感じのキャラバン隊にたいして、「中核派」とは笑ってしまう。ささやかな試みである全国キャラバンにたいして、ある意味で「過大評価」し、いったい何を恐れているのだろうか?誹謗・中傷ビラを受け取った人たちは、権力的な謀略政治に溺れるものたちが何者であるかみな了解しており、キャラバンカー贈呈式はとどこおりなく行われた。全国キャラバンは、大衆蔑視の陳腐な政治を鮮やかに乗り越え、おおらかに翔け続けた。

 第2に、7月21日「命を守る会」の事務所での交流会での激論について。内地(本土)の運動にたいする批判や、「ヘリ基地を県外に移設せよ」のスローガン、署名などをめぐって、時には「右翼!」「こっから出て行け!」という激した言葉が飛び交うほどの論争となった。この時初めて知って驚いたのだが、今まで誰もこのスローガンについて意見を言ってきたものはなかったとのこと。したがって、キャラバン隊がその第1号。内地(本土)の沖縄にたいする抑圧的歴史を踏まえつつ、言いたいことを言い合える連帯の質へと少しは踏み込めたのではないだろうか。(写真左上)

 第3に、7月16日の満月祭りの後、その深夜、瀬嵩の浜で、すっかり出来あがった東恩納さん(「二見以北10区の会」代表代行)たちと語りあかしたこと。それまで知るよしもなかった名護地元における個々の難しい関係、ぶちまけられた思いのたけに応えるには、まだまだ非力であることを思い知らされる。このことが一番心にひっかかっている。

 最後に、キャラバン隊の主体的総括として一言。情報発信とコミュニケーションの能力とシステムについて。点が線でなかなかビシッとつながらないネットワークの脆さ、キャラバンの貴重な経験を狭めてしまう弱点を反省的に捉え返さないと・・・。情報の発信と共有化、それをめぐる協働の意義をほんとうに実践的に理解してくれる人は、あまりにも少ない。その意味で、産みの苦しみはこれから。

 7月23日の夜、キャラバン隊の解散式を行った名護東海岸・ヌーファの浜に、海がめがズリズリのぼってきて産卵した。カラスやマングースにやられずに、果たしてすくすく育ってくれるだろうか?(2000年7月28日 津村)

「基地 ノー、ヘルプ・ジュゴン」サイト 全国キャラバンFAX-MAIL通信 No.14 2000年7月28日 金曜日 から抜粋】


人民解放戦線JVP−スリランカの国際アピール:国際的規模のカウンター・サミットを!

ENGLISH

同志・友人の皆さん

 すでにご承知のように、2000年7月21日に、日本の沖縄においてG7諸国(ロシアも含めてG8?)の指導者たちによるサミットが開催されようとしています。
 日本の共産主義者、革新的人士、帝国主義に反対する人々は、沖縄の人々と共に、沖縄の米軍基地に反対し、大多数の民衆に貧困と絶望をもたらす帝国主義的グローバリゼイションに対する世界の人々の反対の意思を語っています。
 グローバリゼイションに反対し、沖縄などの軍事基地撤去を要求し、帝国主義に反対する日本の人々と手をつなぐことが、断固たる反帝国主義者としての私たちの義務だと考えています。
 2000年7月G7サミットの開催に対して、および将来にわたって、国際的規模の抗議闘争のイニシアティブを発揮しましょう。

 団結し、帝国主義に反対して闘いましょう!

 心からの友愛の挨拶を送ります!
 人民解放戦線JVP−スリランカ 政治局

 人民解放戦線JVP・イタリア委員会によって再配布
 2000年6月11日

スローガン:

1 沖縄G7サミットによるグローバリゼイション反対!
2 G7サミットは世界の人々を隷属させる!
3 G7サミットは生活条件ではなく地球規模で貧困を増大させる!
4 G7サミットは絶望をもたらす!
5 沖縄などのアメリカ軍事基地を撤去せよ!
6 G7サミットは貧しい諸民族を餌食にする!
7 G7サミットは人類の搾取を強める!

(翻訳:津村 洋)

(写真:7月22日、沖縄・名護 サミット反対実行委員会の集会)


人民解放戦線とコム・未来の共同声明 沖縄・名護と連帯し7・20国際統一行動を!

English

基地 ノー、ヘルプ・ジュゴン!
沖縄・名護G8サミットに対抗するJ21(7月21日)運動を!
沖縄・名護の人々との連帯を!

世界中の友へ:

 来るG8サミットは、7月21日から23日にかけて、日本列島の南西、沖縄・名護を主会場として開催されます。沖縄は、第二次世界大戦から1972年までアメリカに占領され、日本の0.6%の土地に、在日米軍の75%の基地が存在しています。沖縄北部の名護の人々は、米軍普天間基地の名護東海岸への移設、海岸沿いへの巨大ヘリ基地建設と、それに伴う美しい亜熱帯の環境破壊に強く反対しています。
 世界中の労働者や貧苦にあえぐ民衆を搾取し、あらゆる命を育む環境を破壊し、醜い侵略戦争を引き起こし、そのことに最も責任のある帝国主義諸国の指導者たちが、来る7月に沖縄・名護に集まろうとしています。このG8サミットは、沖縄・名護における反基地運動の希望を封じ込めようとするものです。
 また、日本とアメリカは、7月G8サミットにあわせて、沖縄における基地問題を協議しようとしています。G8サミットでは日米安保に関する問題は取り上げず、日米首脳会談で安保・基地の再編強化を議論しようとしています。
 日米政府、その大使館や領事館などに対して、沖縄からすべての軍事基地を撤去し、名護東海岸へのヘリ基地建設を取りやめ、ジュゴンやエコ・システムを守るように要求・抗議して下さい。
 今、名護サポーター(東京)−東京平和電脳組、連帯、コム・未来、人民解放戦線JVP日本委員会は、東京から沖縄・名護へと向かう「基地ノー、ヘルプ・ジュゴン!」キャラバン運動を準備しています。また、7月21日〜23日のG8サミットに対抗して様々なカウンター・サミットや企画・取り組みが計画されています。
 7月20日、J21運動の一環として、世界中で国際連帯行動を実現しましょう。世界中から沖縄・名護へ。世界中で沖縄・名護に連帯する共同行動を。沖縄・名護の人々、とりわけ、ジュゴン・さんご礁と共に生き、平和を愛する名護東海岸・久志13地区の人々との連帯を強めてください。

基地 ノー、ヘルプ・ジュゴン!
沖縄・名護の人々の願いをサイバー・スペースを通じて全世界に!
ケルン、シアトルに続き、J21運動を成功させよう!

2000年5月1日

* JVP: 人民解放戦線−スリランカ
jvp@i.bekkoame.ne.jp
* COM-F: コム・未来
com@f.email.ne.jp

(和訳:津村 洋)

(写真:7月19日、スリランカのコロンボ。人民解放戦線JVPは、国際共同行動の一環として、反G8サミットのポスター、「No! TO U.S. MILITALY BASES IN OKINAWA AND ELSEWHERE!」の横断幕をかかげ、4千人の労働者民衆によるアメリカ大使館抗議・包囲行動を立ち上がった。)


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